予備自衛官(即応予備自衛官含む)

予備自衛官の仕事内容・年収・なり方完全ガイド

30万円〜100万円(手当・訓練招集費等の合計目安)
未経験OK
難易度 ★★★

将来性

★★★★

年収可能性

★★

やりがい

★★★★★

AI代替リスク

10%

「普段は市民、有事は防人」——。あなたの今の生活を維持しながら、日本の平和を守る力になれる。

予備自衛官は、普段は民間企業や自営業者として社会で活躍しながら、有事や災害時に自衛官として活動する制度です。現役自衛官を退官した方だけでなく、一般の社会人から志願できる「予備自衛官補」の道もあり、多様なキャリアと国防を両立できる魅力があります。

この記事は以下の方におすすめ:

  • 今の仕事を辞めずに国防に貢献したい方
  • 自衛隊での勤務経験を活かして副収入を得たい元自衛官
  • 国家の危機や災害時に力になりたいという志を持つ一般市民
  • 規律ある環境で自己を研鑽したいと考えている方

📋概要

予備自衛官制度は、防衛力の基盤として有事や災害時に自衛隊の人的不足を補うための制度です。普段はそれぞれの職業に従事し、年間一定期間の訓練を受けることで即応性を維持します。退職自衛官が対象の「予備自衛官」のほか、より高い即応性を求める「即応予備自衛官」、そして自衛官未経験の一般人から採用される「予備自衛官補」の3つの区分があります。

💼仕事内容

定期訓練への出頭

年間5日間(即応予備自衛官は30日間)の訓練に出頭し、射撃、格闘、戦術、救急法などの基礎スキルを維持・向上させます。

有事における後方支援

武力攻撃事態等の際、駐屯地の警備や兵站(物資の輸送・管理)、傷病者の後送などの後方支援業務にあたります。

大規模災害時の救助・支援

東日本大震災のような大規模災害時に招集され、被災者の生活支援や給食・入浴支援、捜索活動の補助を行います。

職能を活かした専門業務

医師、看護師、通訳などの資格を持つ予備自衛官は、その専門性を活かした任務に割り当てられることがあります。

1日のスケジュール

06:00起床・点呼(訓練期間中の例)
08:00課業開始(射撃訓練、野外勤務など)
12:00昼食(隊員食堂での食事)
13:00午後の訓練(専門職種ごとの教育や状況付与訓練)
17:00清掃・終礼
18:00夕食・入浴
20:00自由時間(アイロンがけ、靴磨きなどの整備)
22:00消灯

🛠️必要スキル

基礎的戦闘技能

射撃、格闘、防護マスクの装着など、自衛官として最低限必要な身を守り戦う技術。

規律・組織行動

階級社会における命令系統の理解と、迅速な集団行動を完遂する精神力。

応急救護能力

戦場や災害現場での止血法や心肺蘇生など、人命を救うための技術。

適応力

普段の日常生活から、瞬時に自衛官としての厳しい環境へ切り替えるメンタル。

📜資格・学歴

必須資格

  • 日本国籍を有すること
  • 健康診断の基準を満たすこと

推奨資格

  • 大型免許(自動車)
  • 看護師・医師資格
  • 無線従事者

学歴

不問(予備自衛官補は18歳以上であれば応募可)

📊求められる特性

🤝
チームワーク5/5
💡
創造性2/5
🧠
論理的思考3/5
💕
共感力3/5
🎯
正確性5/5
🌊
柔軟性4/5

向いている人

  • 国家や社会への貢献意欲が非常に強い人
  • 自己管理が徹底しており、日常的に体力を維持できる人
  • 組織のルールを尊重し、協調性を持って行動できる人
  • 現在の職業を持ちつつ、もう一つのアイデンティティを求めている人

⚠️向いていない人

  • 単独行動を好み、命令を受けることが苦手な人
  • 体力的なトレーニングを継続することが苦痛な人
  • 平和維持や防衛活動に対して懐疑的な考えを持つ人

🚀なり方・参入ルート

主なルート

  • 退職自衛官からの任用(予備自衛官・即応予備自衛官)
  • 一般公募(予備自衛官補)を経て教育訓練修了後に任用

最短期間: 予備自衛官補(一般)の場合、3年以内に50日の訓練修了

年齢制限: 18歳以上(区分・職種により34歳未満〜50代まで幅がある)

未経験から: 可能

⚖️ワークライフバランス

残業時間

訓練期間中以外は0時間

休日

訓練日は土日や連休を利用することが多い

リモートワーク

不可

柔軟性

★★

📈キャリアパス

予備自衛官補 → 予備自衛官 →(希望・適正により)即応予備自衛官。また、経験を積むことで階級が昇任し、部隊内での責任ある役割を任されるようになります。

現在の職業
予備自衛官(即応予備自衛官含む)
転職元として多い職種

💡現実を知る

大変なこと

  • 民間企業の仕事と訓練日程の調整(特に繁忙期の訓練出頭)
  • 日常的なトレーニングによる体力・体型の維持義務
  • 有事の際は自身の家族や仕事を置いて招集に応じなければならない重圧

イメージとのギャップ

  • 🔍「一般公募は楽」と思われがちだが、初期教育訓練は現役並みに厳しい
  • 🔍訓練手当は出るが、民間企業の欠勤分を補うには不足する場合がある
  • 🔍階級社会への適応に戸惑う社会人が多い

🎤現場の声

最高の瞬間

"災害派遣に招集された際、被災者の方から『自衛隊が来てくれて安心した』と言われた時。普段はデスクワークの自分でも、誰かの役に立てていると実感できた。"

つらかった瞬間

"予備自衛官補の教育訓練初日。それまでの自由な生活から一変、秒単位の行動を求められ、大声で指導を受けた時は『なぜ応募したのか』と後悔しかけた。"

意外な事実

"一般公募組のメンバーが多種多様なこと。弁護士やIT社長、農家までいて、訓練後のわずかな時間に交わす会話が非常に刺激的です。"

日常の苦労

"訓練が近づくと、仕事のスケジュールを強引に調整しなければならないこと。会社に制度を理解してもらうための説明に毎年苦労します。"

🎬フィクション vs 現実

この職業が登場する作品:

戦国自衛隊ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり

🎭 フィクションのイメージ

最新兵器を使いこなし、超人的な体力で敵をなぎ倒す。

📋 実際の現場

実際は地味な反復訓練や、駐屯地内の清掃、装備品の整備、そして長時間の待機が業務の多くを占める。

😂業界あるある

業界ジョーク

  • 久々の訓練で、現役時代に完璧だった半長靴(ブーツ)の磨き方を忘れて焦る。
  • 『〇〇(名字)予備二等陸尉!』と、普段の役職ではなく階級で呼ばれると背筋が伸びる。

よくある誤解

  • 訓練に行くだけで高給がもらえるわけではない(手当は決して多くない)
  • 有事の際、即座に前線で戦うのではなく、基本的には後方支援が主。

業界用語

  • 出頭(訓練に参加すること)
  • 状況開始(訓練のシナリオが始まること)
  • 飯上げ(食事の準備)

トリビア・豆知識

驚きの事実

  • 💎予備自衛官補(一般)の教育訓練は計50日間もあり、仕事との両立はかなりハード。
  • 💎実は、医師や法務などの『専門公募』枠であれば、50代でも現役になれる可能性がある。

隠れた特典

  • 🎁訓練期間中は自衛隊の駐屯地内の売店(PX)で、市販より安い限定グッズや生活用品が買える。
  • 🎁一定期間勤務すると表彰されることがあり、履歴書に『予備自衛官』と記載できる。

業界の秘密

  • 🤫訓練中の食事(官食)のボリュームが凄まじく、動かないと逆に太る。

🔥やりがい・モチベーション

この仕事の醍醐味

  • 『自分も国を守る一翼を担っている』という誇り
  • 非日常的な環境でのストレス耐性と忍耐力の向上
  • 階級や年齢を超えた、戦友とも呼べる仲間との絆

誇りに思える瞬間

  • 🏆制服を着用し、点呼で自分の名前を呼ばれた瞬間
  • 🏆数年間の訓練を経て、一般人から予備自衛官に任用された時

残せるもの・レガシー

有事において地域の安定と家族の安全を守るための具体的な『力』として、次世代に平和な国を引き継ぐ礎となること。

よくある質問

Q. 今の会社に内緒で予備自衛官になれますか?

A. 制度上は可能ですが、年間数日の出頭が必要なため、職場への理解と協力を得ることが強く推奨されます。協力企業には助成金が出る場合もあります。

Q. 体力に自信がないのですが大丈夫でしょうか?

A. 予備自衛官補の訓練は厳しいですが、段階的に体力をつけていくプログラムになっています。意欲があれば、多くの人が乗り越えています。

Q. 女性でもなれますか?

A. はい、多くの女性予備自衛官が活躍しています。職種によって制限がある場合もありますが、一般枠・専門枠ともに女性の応募は歓迎されています。

Q. 有事の際、必ず行かなければなりませんか?

A. 招集命令があった場合、正当な理由なく拒否することはできません。それが予備自衛官としての法的な義務であり、責務です。

予備自衛官は、あなたのスキルと志を、直接的に社会の安全へと繋げられる唯一無二の制度です。仕事や家庭を大切にしながら、日本の平和に貢献したい。そんな熱い想いを持つ方は、ぜひ予備自衛官補の門を叩いてみてください。その一歩が、あなたをより強く、誇り高い存在へと変えるはずです。

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