警備員

警備員の仕事内容・年収・将来性をプロが徹底解説

300万円〜450万円
未経験OK
難易度

将来性

★★★

年収可能性

★★

やりがい

★★★★

AI代替リスク

40%

「当たり前の日常」を裏側で支え、街の安全を守るヒーロー。それが警備員の使命です。

警備員は、施設やイベント会場、道路などで人々の安全を確保し、事件や事故を未然に防ぐ重要な役割を担います。社会のインフラを支える誇りと、現場を無事に終えた時の大きな達成感が魅力の職業です。

この記事は以下の方におすすめ:

  • 未経験から社会貢献性の高い仕事に就きたい方
  • ルーティンワークを大切にしつつ、冷静な判断力を活かしたい方
  • 体力に自信があり、体を動かす仕事が好きな方
  • 正義感が強く、人々の安心・安全に直接関わりたい方

📋概要

警備員は、特定の場所や人に対して警戒を行い、盗難や火災、負傷などの事故を未然に防ぐ仕事です。警備業法に基づき、施設警備、交通誘導・雑踏警備、運搬警備、身辺警備の4つの区分に分かれています。近年ではAIや防犯カメラの活用が進んでいますが、最終的な判断や緊急時の対応には依然として人間の力が不可欠であり、社会の安全を守る最後の砦として高く評価されています。24時間体制の勤務も多く、多様な働き方が選択できる点も特徴です。

💼仕事内容

施設警備(1号警備)

オフィスビル、商業施設、工場などに常駐し、出入管理、巡回、モニター監視を行い、不審者や異常の発生を早期に発見・対処します。

交通誘導・雑踏警備(2号警備)

建設現場での車両誘導や、お祭り・イベント会場での歩行者誘導を行い、交通事故や転倒事故を未然に防ぎます。

貴重品運搬警備(3号警備)

現金や貴金属、美術品などの運搬に同行し、強奪や事故から守るための特別な警戒を行います。

身辺警備(4号警備)

いわゆるボディガードです。特定の人物の身辺を保護し、危害が及ばないよう徹底した警戒・防護を行います。

1日のスケジュール

08:00出勤・交代報告(夜勤者からの引き継ぎと装備品の点検)
09:00施設内巡回(共用部や非常階段の異常確認)
11:00出入管理(関係者や来客の受付・入館手続き)
12:00休憩・昼食(交代制で休憩を取る)
13:00モニター監視(防災センターでの防犯カメラチェック)
15:00納品業者などの車両誘導
17:00閉館業務(鍵の施錠確認、消灯確認)
18:00日報作成・次シフトへの引き継ぎ・退社

🛠️必要スキル

状況判断力

現場で発生したトラブルに対し、優先順位を考えて冷静に対処する能力です。

コミュニケーション能力

威圧感を与えるのではなく、利用者や通行人に安心感を与え、協力をお願いする力です。

規律遵守

定められたルールや巡回ルートを愚直に守り、小さな変化を見逃さない誠実さです。

忍耐力・持続力

長時間の立ち仕事や、単調な監視業務でも集中力を切らさない精神力です。

📜資格・学歴

必須資格

  • なし(採用後の新任教育受講は必須)

推奨資格

  • 施設警備業務検定(1級・2級)
  • 交通誘導警備業務検定(1級・2級)
  • 防災センター要員
  • 自衛消防技術試験

学歴

不問(高卒以上歓迎)

📊求められる特性

🤝
チームワーク3/5
💡
創造性1/5
🧠
論理的思考3/5
💕
共感力4/5
🎯
正確性5/5
🌊
柔軟性3/5

向いている人

  • 真面目で、決められたルールをしっかり守れる人
  • 人の役に立っているという実感を直接得たい人
  • 予期せぬ事態でもパニックにならず、落ち着いて行動できる人
  • 心身ともに健康で、体力に自信がある人

⚠️向いていない人

  • 細かいルールに縛られるのが苦手な人
  • 人と関わることが極端に嫌いな人(案内業務も多いため)
  • 集中力が途切れやすく、飽きっぽい人

🚀なり方・参入ルート

主なルート

  • 警備会社へ応募し、法定研修(20時間以上)を受講して現場配属
  • 未経験者向け求人からエントリーし、実務をこなしながら検定資格を取得

最短期間: 1週間(研修含む)

年齢制限: 18歳以上(警備業法による制限、上限は特になし)

未経験から: 可能

⚖️ワークライフバランス

残業時間

月10〜30時間程度(現場による)

休日

シフト制(平日に休みが取りやすい)

リモートワーク

不可

柔軟性

★★

📈キャリアパス

一般隊員として現場経験を積む → 現場責任者(班長・隊長) → 警備指導教育責任者(社内教育担当) → 管理職や本部スタッフ、または独立・フリーランスとしての警備コンサルタント

ここから来る人が多い
現在の職業
警備員
次のキャリアとして人気
転職元として多い職種
転職先として多い職種

💡現実を知る

大変なこと

  • 真夏や真冬の屋外、夜勤など、過酷な環境での勤務がある
  • クレーム対応や不審者への声掛けなど、心理的なプレッシャーがかかる場面がある
  • 基本的には「何も起きないこと」が評価されるため、華やかさに欠ける

イメージとのギャップ

  • 🔍立っているだけに見えて、実は常に周囲に意識を張り巡らせており、想像以上に疲れる
  • 🔍警備の仕事よりも、道案内や接客対応の比重が意外と多い

🎤現場の声

最高の瞬間

"イベント警備中に迷子を保護し、親御さんに引き合わせた際、「本当にありがとうございました」と涙ながらに感謝されたときは、この仕事をしていて良かったと心から思いました。"

つらかった瞬間

"大雨の中での交通誘導中、急いでいるドライバーから厳しい言葉を浴びせられたときは、精神的にきつかったです。自分の重要性を信じる力が必要です。"

意外な事実

"実は「何事もない日」が最高の日。新人の頃は暇だと思っていましたが、その平和を維持するために、ベテランは足音一つ、匂い一つの違和感に集中していることに驚きました。"

日常の苦労

"冬場のヒートテック2枚重ねと、夏場の空調服は必須。気象条件との戦いは、地味ですが毎日の死活問題です。"

🎬フィクション vs 現実

この職業が登場する作品:

SP 野望篇ガードマン(ドラマ)ボディガード

🎭 フィクションのイメージ

銃撃戦や格闘、華麗なアクションで犯人を倒すスリリングな毎日。

📋 実際の現場

最大の任務は「未然に防ぐこと」。実際に格闘になることは稀で、大半は丁寧な巡回、監視、そして「挨拶」を通じた抑止力の維持です。

😂業界あるある

業界ジョーク

  • 街中の監視カメラの位置を無意識にチェックしてしまう
  • 私服の時でも、無線機のようなものを持っている人の指先に目がいってしまう
  • 「異常なし」という言葉が、世界で一番安心する言葉に聞こえる

よくある誤解

  • 立っているだけで楽な仕事だと思われがちだが、足腰への負担と精神的緊張感はかなりのもの
  • 誰でもできると思われがちだが、法律知識や応急処置など、プロとして学ぶべきことは非常に多い

業界用語

  • 「現損(げんそん)」:現場損害、つまり事故のこと
  • 「1号(いちごう)」:施設警備のこと
  • 「ポスト」:配置されている地点のこと

トリビア・豆知識

驚きの事実

  • 💎警備員は法律上、警察官のような逮捕状なしの逮捕権(現行犯逮捕は国民全員が可能)や捜査権を持っているわけではない
  • 💎日本には約59万人もの警備員がおり、警察官の数(約29万人)の約2倍にあたる

隠れた特典

  • 🎁多くの資格手当があり、勉強すれば着実に給与が上がる
  • 🎁平日の空いている時間に買い物や役所の手続きができる

業界の秘密

  • 🤫ベテラン警備員は、不審者の歩き方や視線の動きだけで「何かある」と直感で察知できる

🔥やりがい・モチベーション

この仕事の醍醐味

  • 自分の警戒によって、今日一日の街の平和が守られたという静かな自負
  • 利用者の「お疲れ様」という一言で感じる、社会との繋がり

誇りに思える瞬間

  • 🏆火災報知器の誤作動や小さな不審物を見逃さず、大きな被害を未然に防いだとき
  • 🏆VVIPの警護を完遂し、無事にスケジュールを終えた瞬間

残せるもの・レガシー

事件や事故のない、安心して暮らせる社会の基盤を次世代に繋いでいくこと。

よくある質問

Q. 未経験でも本当に大丈夫ですか?

A. はい。警備業法により採用後に必ず「新任教育」という研修を受けることが定められているため、知識ゼロからでも安心してスタートできます。

Q. 年齢制限はありますか?

A. 警備業法で18歳以上と決められていますが、上限はありません。60代、70代から未経験でスタートして活躍している方も非常に多い職種です。

Q. 女性でも働けますか?

A. もちろんです。商業施設の女性用エリアの巡回や、丁寧な物腰が求められる受付警備など、女性警備員の需要は非常に高まっています。

Q. 資格は取ったほうがいいですか?

A. 検定資格を持つことで、配置が義務付けられている現場に入れるようになるため、手当がついて年収アップに直結します。

警備員は、特別なスキルがない状態からでも社会を守る「プロ」になれる数少ない職業です。派手さはありませんが、あなたの存在そのものが街の安心を生み出します。確実なキャリアを築きたい方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

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