モデル

モデル(Model)の仕事内容・年収・適性・なり方の完全ガイド

300万円〜1000万円以上(歩合制が主流)
未経験OK
難易度 ★★★★

将来性

★★★

年収可能性

★★★★★

やりがい

★★★★

AI代替リスク

40%

「自分」という個性を、世界で唯一のブランドとして輝かせる表現者。

モデルは、衣服や商品、ブランドの世界観を自身の身体と表現力で具現化するプロフェッショナルです。華やかなランウェイや雑誌の誌面、CMなど活躍の場は多岐にわたり、自己管理と自己研鑽を通じて時代を彩るアイコンとしての役割を担います。

この記事は以下の方におすすめ:

  • 表現することやファッション、美容が心から好きな人
  • 自分の容姿や個性を活かした仕事をしたい人
  • 厳しい自己管理やオーディションを勝ち抜く精神力がある人
  • 決まったルーチンではなく、変化に富んだ刺激的な毎日を求めている人
  • フリーランスや個人事業主としての自立心がある人

📋概要

モデルとは、服飾、宝飾、美容品などの製品や、企業のサービス、芸術的なコンセプトを、自らの肉体や表情、ポージングを通じて表現し、その魅力を最大限に引き出す職業です。単に「見た目が美しい」だけでなく、撮影現場の意図を瞬時に汲み取る洞察力や、過酷な撮影にも耐えうる体力、そして徹底したセルフプロデュース能力が求められます。 仕事の種類は、パリコレに代表される「ファッションモデル」、カタログやCMで活躍する「広告モデル」、手や足など特定部位に特化した「パーツモデル」、親しみやすさが売りの「読者モデル」など多岐にわたります。SNSの普及により、近年ではインフルエンサーとしての側面も持つ「インフルエンサーモデル」の需要も急拡大しており、活躍の場はさらに広がっています。

💼仕事内容

撮影業務(スチール・動画)

雑誌、カタログ、Webサイト、広告ポスター、テレビCMなどの撮影。カメラマンやアートディレクターの指示に従い、最適なポージングや表情を作り込みます。

ショー・ランウェイ出演

ファッションショーやイベントで、新作の衣服を着用してウォーキング。観客に服の動きやラインを美しく見せ、デザイナーのメッセージを伝えます。

オーディション参加

仕事を得るための選考。コンポジット(写真付きプロフィール)を持参し、ポージングやウォーキング、時には質疑応答で自分を売り込みます。

フィッティング・衣装合わせ

撮影やショーの前に、衣装のサイズ調整や見え方の確認を行います。デザイナーやスタイリストと調整を繰り返す重要な工程です。

セルフブランディング・SNS運用

InstagramなどのSNSを通じて、自身のライフスタイルや世界観を発信。認知度を高め、ファンを獲得することも現代のモデルには不可欠です。

1日のスケジュール

06:00起床、ストレッチ、肌のコンディションチェック、軽い食事
08:00撮影スタジオ入り、ヘアメイク開始(衣装合わせ含む)
10:00スチール撮影開始(数百カットから千カット以上撮影することも)
13:00昼食、休憩(衣装替えやメイク直しの間に行うことが多い)
14:00ロケ撮影への移動、屋外での撮影再開
17:00撮影終了、撤収、事務所への連絡
18:30ジムにてワークアウト、体型維持のためのトレーニング
21:00SNSへの投稿作業、翌日のオーディションの準備

🛠️必要スキル

ポージング・表情管理

身体の角度や指先の動き一つで商品の魅力を引き出し、衣装に合わせた無数の表情を作り分ける技術。

ウォーキング・姿勢

衣服の良さを殺さず、かつ美しく洗練された歩き方をする技術。ショーでは必須のスキル。

セルフケア・自己管理力

肌のコンディション、体型、健康状態を常にベストな状態に保ち続けるストイックな管理能力。

適応力・コミュニケーション能力

初対面のスタッフが多い現場で、意図を汲み取り円滑に撮影を進めるための柔軟な対人スキル。

📜資格・学歴

推奨資格

  • ウォーキング検定
  • パーソナルカラー実務検定
  • TOEIC(海外進出を目指す場合)

学歴

不問(中卒・高卒・大卒いずれも可能)

📊求められる特性

🤝
チームワーク4/5
💡
創造性4/5
🧠
論理的思考2/5
💕
共感力3/5
🎯
正確性4/5
🌊
柔軟性5/5

向いている人

  • 人に見られることが好きで、注目されることに快感を覚える人
  • 毎日の食事制限や運動を苦にせず続けられるストイックな人
  • 変化の激しい環境を楽しみ、常に自分をアップデートできる人
  • 批判や不採用に落ち込みすぎず、前向きに挑戦し続けられる人

⚠️向いていない人

  • 生活リズムが不規則になることに耐えられない人
  • 他人の評価を過剰に気にしすぎて精神的に疲弊しやすい人
  • 体型管理やスキンケアを面倒だと感じてしまう人

🚀なり方・参入ルート

主なルート

  • 芸能プロダクションやモデルエージェンシーに所属(オーディション応募、スカウト)
  • 雑誌の専属モデルオーディションに合格する
  • SNSで発信を行い、インフルエンサーとしてモデル活動をスタートする
  • フリーランスとしてマッチングサイト等を通じて活動する

最短期間: 数ヶ月〜1年(下積み期間含む)

年齢制限: 10代〜20代が中心だが、現在はシニアモデル等も需要あり

未経験から: 可能

⚖️ワークライフバランス

残業時間

不規則(撮影内容による)

休日

不定休(仕事が入った時が稼働日)

リモートワーク

不可

柔軟性

★★★★

📈キャリアパス

新人モデル(読者モデル・地方)→ プロダクション所属モデル(雑誌・広告)→ 専属モデル・有名CM出演 → タレント、俳優、ブランドプロデューサー、またはモデル講師やスタイリストへの転身

転職元として多い職種
転職先として多い職種

💡現実を知る

大変なこと

  • オーディションの不合格が続くことがあり、メンタルケアが必要
  • 真冬の屋外で夏物の撮影をするなど、身体的に過酷な現場も多い
  • 給料が完全歩合制の場合、収入が非常に不安定になる時期がある
  • 若さが武器になる側面が強く、年齢に応じたキャリアチェンジが常に求められる

イメージとのギャップ

  • 🔍華やかに見えるが、実際は待ち時間が長く、地味な作業や準備の連続である
  • 🔍モデルになれば服がもらえると思われがちだが、実際は買い取るか借りるだけの場合が多い

🎤現場の声

最高の瞬間

"初めて有名ファッション誌に自分の写真が1ページ丸ごと載った時、両親が涙を流して喜んでくれたことが、これまでで最高の瞬間でした。"

つらかった瞬間

"真冬のマイナス気温の中で、薄いシルクのドレス1枚で笑顔をキープし続けなければならなかった撮影。指の感覚がなくなり、震えを止めるのに必死でした。"

意外な事実

"「自分だけが商品」なので、現場では驚くほどスタッフから大切にされますが、一方で一歩外に出れば代わりはいくらでもいるという冷酷な実力主義の世界であることを痛感しました。"

日常の苦労

"友達とのランチでも、常にカロリーとPFCバランスを計算してしまうので、心の底から食事を楽しめる日が少なくなってしまったこと。"

🎬フィクション vs 現実

この職業が登場する作品:

プラダを着た悪魔ヘルタースケルターランウェイで笑って

🎭 フィクションのイメージ

ライバル同士で服を隠したり、ヒールを折ったりする壮絶な嫌がらせがあるイメージ。

📋 実際の現場

実際には、プロ意識の高い現場が多く、スタッフ全員で一つの作品を作る仲間という意識が強い。ただ、目に見えない「椅子の奪い合い」のような競争心は常に渦巻いている。

😂業界あるある

業界ジョーク

  • 「撮影巻いてます(予定より早く進んでいる)」という言葉が世界で一番嬉しい
  • コンポジット写真と実物が違いすぎて現場でザワつく「写真詐欺」があるある
  • 季節感がバグりすぎて、今が何月か分からなくなる(夏にダウン、冬に水着)

よくある誤解

  • 毎日豪華なパーティーに出席していると思われがちだが、現実はオーディションの移動で電車に乗りまくっている
  • 全員が高級ブランドに囲まれているわけではなく、私服は意外と質素で動きやすさ重視な人が多い

業界用語

  • バミる(立ち位置を決める)
  • コンポ(プロフィール資料のこと)
  • ケータリング(現場の軽食。これの質でテンションが決まる)

トリビア・豆知識

驚きの事実

  • 💎パリコレに出演するモデルの多くは、実は移動費だけで赤字になることもある(名声を得るための先行投資)
  • 💎パーツモデルの中には、数億円の保険をその部位(手や足)にかけている人もいる

隠れた特典

  • 🎁発売前の新作の服や美容情報を、一般の人より数ヶ月早く知ることができる
  • 🎁プロのヘアメイクやスタイリストから、自分を一番綺麗に見せるテクニックを間近で学べる

業界の秘密

  • 🤫美肌に見える広告の多くは、撮影後の「レタッチ」という加工技術に支えられているが、モデル本人の土台が悪いとレタッチには限界がある。

🔥やりがい・モチベーション

この仕事の醍醐味

  • 自分の写真や動画が世の中に出回り、ブランドの売上に貢献できた時の達成感
  • 「あなたを見て元気が出た」「憧れています」というファンの声

誇りに思える瞬間

  • 🏆オーディションの倍率数百倍を勝ち抜き、憧れのブランドの広告に起用された瞬間
  • 🏆現場でプロのスタッフから「また一緒に仕事がしたい」と指名をもらえた時

残せるもの・レガシー

自身のビジュアルを通じてその時代の文化や流行を記録し、後世に「時代のアイコン」としてのイメージを遺すこと。

よくある質問

Q. 身長が低くてもモデルになれますか?

A. ランウェイモデルは高身長が必須ですが、広告モデルやサロンモデル、読者モデル、パーツモデルなど、身長を問わない仕事もたくさんあります。自分の強みを活かせる分野を選ぶことが大切です。

Q. 未経験からでも事務所に入れますか?

A. はい、可能です。多くの事務所が新人発掘のためのオーディションを行っています。技術よりも「素質」や「磨けば光る個性」が見られます。まずは履歴書や写真を準備しましょう。

Q. モデルだけで食べていくのは難しいですか?

A. 初期はアルバイトを掛け持ちする人が多いのが現実です。しかし、名前が売れて指名が増えれば、一回の撮影で多額の報酬を得られる夢のある仕事です。副業としてスタートする人も増えています。

Q. モデルに資格は必要ですか?

A. 法的な資格は一切必要ありません。ただし、自身の美しさを維持するための美容知識や、現場でのマナー、ウォーキングなどのスキルは自主的に学ぶ必要があります。

モデルは自分自身を究極の「商品」として磨き続ける、過酷ながらも非常に夢のある職業です。容姿だけでなく、内面から溢れる魅力や表現力が問われるこの世界で、あなただけの個性を武器に、新しい一歩を踏み出してみませんか。

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